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サイズ:H46 x W19 x D16 cm
日本の伝統と リヤドロアーティストの想像力が新たな傑作を生み出しました。 有名な、歌舞伎の演目「藤娘」をかたどった、リヤドロ初の「羽子板」作品は、 歌舞伎役者の粋な表情から、着物の繊細な色彩と柄、肩に担いだ藤の花の房までが、 最高の技術によって表現されています。 羽子板飾りは、新年の魔よけ・厄払いのため、また、 女子の誕生した家を祝うために贈られ、正月飾りとして使われます。
江戸時代から浅草の浅草寺では、12月17日から12月19日まで「羽子板市」 が開催され、正月飾りを求めて、毎年大勢のひとびとが訪れることで有名です。 歌舞伎の「藤娘」では、藤の絡んだ松の大木の前に、藤の枝を手にした藤の精が、 意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊ります。 藤娘のファッションは、当時最新のもので、黒の塗り笠、 藤の枝をかかげた姿は、大津絵という旅行者に人気のお土産に描かれ、 日本全国に知れ渡りました。
藤の枝は、「いとしと書いて藤の花」という言葉遊びからとられ、恋心を意味します。 「い」「と(十)」「し」つまり、「い」を縦に十個書いてその真ん中を「し」でつらぬくと藤の絵になることから、藤の花は恋のシンボルとなったのです。
恋の成就、女性の幸せを願った御祝いや贈り物として、またお正月の御飾り、芸術的価値に富んだコンテンポラリーなインテリアとしても、希少な逸品といえます。